うつ病の症状(軽度〜重度)について解説
あるまと申します。(⌒,_ゝ⌒)
「最近、頭痛や肩こりがひどくて、仕事に集中できない!」
「疲れが取れにくく、毎日体がだるい。」
「将来が不安で、毎日が楽しくない。」
このような症状に悩まされている方は多いのではないでしょうか?
実は、これらは全て「うつ病」の症状です。
うつ病とは、『気分の落ち込み、喜びや興味の減退などの症状が2週間以上続き、日常生活に支障をきたしている状態』を指し、心の強い弱いに関わらず、誰もが発病する可能性がある病気です。(10人に1人は、生きている内に発病すると言われています)
うつ病をはじめとする「精神疾患の患者数」は年々増えており、平成29年に年間400万人を超えてしまい、今もなお増加しています。
年間400万人、これは医療機関を受診した患者の数であり、それ以外にも病院を受診していない方がいるわけですから、実際にはもっと多くの精神疾患患者がいると見込まれています。
この『病院を受診していない人』の中には、「私はうつ病なんかじゃない!」と自分に言い聞かせながら仕事をしたり、育児をしたり、学校に行ったりして、毎日無理をしている方が多いのではないでしょうか?
または、「毎日が辛い」、「死にたい」などと思っていながら、それがうつ病だと気づかず、病院を受診していない方もいるのではないでしょうか?
本日はそのような方のために、「うつ病の症状一覧」と「うつ病の診断基準」についてまとめてみました。
この記事を見て、自分を毎日苦しめているものの正体を見出して、一人でも多くの方が医療機関を受診するキッカケとなることを期待しています。
◯もくじ
うつ病の症状一覧
・いつも出来ていたことが出来なくなる
・イライラしやすくなる
・感情や表情が乏しくなる
・興味や関心がなくなる
・口数が少なくなる
・決断力の低下
・罪悪感
・死にたいと思う
・集中力の低下
・将来を悲観してしまう
・食欲の異常
・睡眠の質が低下する(不眠、または過眠)
・性欲低下・ものごとが楽しめなくなった
・疲れやすい
・動作がゆっくりになる
・不安感
・便秘
・憂うつである
・よく失敗をする
・劣等感
※症状のでかたは個人によって異なります。
うつ病の症状【軽度・中等度・重度】の診断基準
◎興味や喜びの喪失
◎憂うつ
◯体が重い または そわそわする
◯思考力や集中力の低下
◯死にたいと思う
◯自分を責める
◯食欲の異常
◯睡眠の異常
◯疲れやすい
【軽度】
・◎のどちらか1つを含む、◯と合わせて5つ以上の症状がほとんど1日中、2週間以上継続している場合。
・仕事などは、生産性は落ちても休まずに続けられる。
以上の2つの条件を満たしている場合、軽度のうつ病が疑われます。
【中等度】
・◎のどちらか1つを含む、◯と合わせて6〜7つの症状がほとんど1日中、2週間以上継続している場合は中等度のうつ病が疑われます。
【重度】
・◎のどちらか1つを含む、◯と合わせて8つ以上の症状がほとんど1日中、2週間以上継続している場合は重度のうつ病が疑われます。
※これはあくまでも目安であり、必ずそのように診断される訳ではありません。
まとめ
以上のことを踏まえて、
「うつ病かも?」と思ったら、
とりあえず、病院へ行きましょう。 完
うつ病は、こじらせればこじらせるほど、治るまでに時間がかかってしまいます。
少しでも、「おかしいな?」と思ったら、最寄りの心療内科を受診してもいいのかもしれません。