うつ病治療の最終目標は『元の状態に戻ること』ではありません!
まえがき
あるまと申します。(・ω・)ノ
「すぐにうつ病を治して仕事に復帰したい!」
「はやく元の生活に、元の自分に戻りたい!」
うつ病を患ったことがある方は、誰だってそう考えたことがあると思います。
ですが、うつ病治療の最終目標は『元の状態に戻ることではない』と、私は考えています。
本日は、うつ病と向き合っていく中で何を目標にすれば良いかということについて、私の意見を述べていきます。
「早くうつ病を治すためにはどうすればいい?」と復帰を急いではダメ!
私を含め、私の周囲にはうつ病を患ったことがある方、現にうつ病を患っている方が多くいます。
その中の大半の方が「職場の人に迷惑をかけたくない」、「〜月までにうつ病を治したい」と復帰を急ぎすぎているように感じました。
以前、公務員として働いていた私自身も、初めてうつ病と診断された時は、
「早く会社に復帰したい!」
という一心で、まだ体調が優れないにもかかわらず、かかりつけの医師や会社の産業医に、
「もう大丈夫です!体調もずいぶんよくなりました!(`・ω・´)」
と言い張り、会社への復帰を急いでしまいました。
その結果、復職して半年もしない内にうつ病が再発してしまったことは言うまでもありません。/(^o^)\
うつ病は、自分自身の病気としっかり向き合おうという姿勢がなければ、私のように必ず再発します。
どうして自分はうつ病になってしまったのか?
原因はなんだったのか?
再発しないためにはどうしたらよいのか?
うつ病になった原因から目を背けて、「大したことない!もう大丈夫!」と周りの人や自分自身に嘘をついて、元の環境に急いで復帰しても必ず再発してしまうのです。
私のうつ病治療の『最終目標』
では、うつ病を治療していく上で何を目標にすれば良いのでしょうか?
うつ病を患って、再発も経験した私が出した結論は、「新しい自分を手に入れ、新しい人生を歩むこと」を目標とすることです。
そのためには、先程も述べた通り、自分の病気と向き合い、自分を病気にした原因が何なのかを考える時間が必要です。
人間関係、家庭環境、長時間労働、夜勤など、うつ病を発症する原因・背景は人によって異なります。
そういった原因からできるだけ距離を置き(可能であれば原因を除去する)、自分にとってストレスの少ない環境で新しいことを始めることが、再発を防ぐために重要だと私は考えます。
あとがき
現在、公務員を退職し、東京から田舎の実家まで退いた私は、ウェブライティングやウェブデザインの勉強をしながら、「次はどんな仕事をしてみようか?」と考えながら生活をしています。
私がうつ病になった当時は「もうダメだ、人生終わったんだ。」と思っていましたが、今思えば、うつ病になったことは人生の終わりではなく"人生の分岐点"だったと感じています。
この記事をご覧になっている皆さんの中にも、
「うつ病になって人生終わった」と落ち込んでしまっている方や、
「私にはこの環境(会社、学校…)しかない!元の健康状態に戻って早く復帰しないと!」と、病気と向き合わずに再起を急いでいる方が、いらっしゃるかもしれません。
そういった方にとって、今回の記事が「自分の人生」や「自分の病気」について一度見つめ直す機会となり、新しい自分・新しい生き方を見つけるきっかけとなれば幸いです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。_φ(・_・