鬱ニモマケズ。

うつ病歴3年の筆者が、「うつ病対策」や「健康」などに関することを記事にしています。

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うつ病患者に対する接し方(職場・家族・恋人の場合)について解説

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うつ病の家族(もしくは恋人)の支えになり、一緒に病気を治していきたい!」

 

「会社の部下がうつ病になってしまい、どう接していいか分からない!」

 

この記事は、そのような方に向けて書いています。

 

 

 ↑お好きなところからお読み下さい。(・ω・)ノ

 

 

うつ病と人間関係について

 

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うつ病の大きな原因の一つである「人間関係」。

 

職場、家庭、学校、ご近所など、様々な場所での人間関係が存在します。

 

現在、うつ病を患っている方で、人間関係で悩まれた方は多いのではないでしょうか?

 

 

 

ここで、うつ病を患って3年になる私の経験を少しお話しさせていただきます。

 

私が人間関係に悩み始めたのは、うつ病になる前ではなく、むしろうつ病になった後でした。

 

私は、うつ病になる以前は会社、家族、友人との人間関係を良好な状態に保つことができていました。

 

しかし、うつ病を発症してからは心の余裕がなくなってしまい、休日に人と会うことがおっくうに感じたり今まで気にしなかった些細なことでイライラしてしまったりするようになりました。

 

その結果、実家で姉と今までにないような大喧嘩になったり、よく連絡を取り合っていた親友と疎遠になったりすることがありました。

 

 

 

このような経験から、うつ病を患っている方や、家族や恋人がうつ病と診断されている方で、「うつ病になってから人間関係が難しくなった」と感じている方は、たくさんいらっしゃいるのではないかと、私は考えています。

 

そこで、うつ病の私が考えるうつ病患者と良好な人間関係を保てる接し方」を述べさせていただきます!

 

 

 

うつ病患者への接し方【家族・恋人編】

 

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私が、うつ病患者に接していく上で最も大切なことはうつ病がどんな病気なのかを知ること」だと考えます。

 

家族や恋人に「自分がうつ病である」ことを告げられたら、本人から話を聞ける状況であれば、何が原因だったのかどんな症状があり何に苦しんでいるのかを知っておくと良いでしょう。

 

また、うつ病患者は「薬の副作用」「症状の波」によって、イライラしやすくなったり、急に気分が高揚したり、逆に落ち込んだりしてしまうことがあります。

 

こういった薬の副作用のことや、うつ病の症状に波があることを知らないまま接していると、「うつ病になって人格が変わってしまった!」、「前はこんな人じゃなかったのに!」と誤った認識をしてしまい、その後の関係が悪化してしまう可能性があります。

 

 

 

うつ病心の風邪」だなんて言われていますが、私は全くもってそう思いません。

 

うつ病は風邪なんかと違って、人を自殺に追い込んだり、簡単に治らずに容易に再発・再燃したり、その後の生活に支障をきたしたりします。

 

うつ病患者の家族や恋人の方は、うつ病という病気をしっかりと受け止めうつ病の症状や薬の副作用などによって感情が変化しやすいことについてしっかり理解する必要があります。

 

 

 

また、本人に社会復帰を焦らせてはいけません。

 

先程も申しましたが、うつ病は再発しやすい病気です。

 

本人の症状が治るまでしっかり休養できるような環境を整え、できるだけそばにいてあげてください。

 

 

 

うつ病患者への接し方【職場編】

 

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次に、仕事のストレスでうつ病を発症した部下や同僚に対する接し方を説明します。

 

まず、会社の上司の方は、部下のうつ病のサイン」に気づくことが大切です。

 

 ※うつ病のサインについては、こちらの記事で詳しく書いています。↓

almaaa.hatenablog.jp

 

遅刻や欠勤が増えたり、明らかに仕事の効率が落ちたりした場合はうつ病を疑い、個人面談等で話を聞いた後に、医療機関の受診を促しまてみましょう。

 

その後、「うつ病」や「適応障害」などの病名が診断された場合、会社を休ませてしっかりと休養を取らせ、会社から距離をおくことが重要です。

 

また、仕事を休んでいるときは会社からの連絡は必要最小限にとどめ、「復職はいつになるの?」などの催促は絶対にしないようにしましょう。

 

 

 

中には、同僚や部下などが心配して個人的に連絡するケースがありますが、「お前がいないから仕事が回らないよ!」や、「頑張って病気治して、はやく会社に帰ってこいよ!」などの励ましの言葉は、帰って本人のプレッシャーになってしまいますので控えるようにしましょう。

 

個別に連絡するのであれば、「会社のことは俺らに任せて、お前はゆっくり休んでな。」という風に本人を焦らせないような言葉をかけ、本人が復職するまで暖かく見守り、復職したときは本人の緊張を早くほぐしてあげるように笑顔で迎えましょう。

 

また、うつ病適応障害は再発しやすい病気なので、発症したときのことを踏まえて、本人が仕事をしやすい環境に変えていくことが重要です。

 

 

 

まとめ

 

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うつ病患者にとっても、家族や恋人にとっても、病気と向き合って生きていくことはとても大変なことです。

 

ですが、うつ病を抱えている人とその身近な人の関係が良好であれば、うつ病は治りやすくなります。

 

うつ病を治療していくためには、本人の力だけではなく、しっかりとした周囲のバックアップ体制が重要です。

 

お互いのこと、そして病気のことをしっかり理解して、信頼関係をもって接していきましょう!